デザインオフィスについて

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posted 2014/9/28

バースデーカードのモチーフアイデア
posted 2014/9/28
■ 機械の「ブレ」と人の「ブレ」。

買った古本を読み進めていくと、一瞬知らない漢字に出会った様な
戸惑いがありました。

デザインとしてワザと文字を転ばせているものはありますが、
この本では、全体を通してこの1カ所だけです。
活字を拾われ、何度も何度もなされたチェックをすり抜けて
堂々と行頭にのし上がった勇姿です。
そして今や活版で刷られた証拠にすらなっています。

焼き物やガラスなどの工芸品には、作った人の「跡」が多く
残っている場合が見受けられます。意図的な物ではなく、手で
制作するがゆえに「ブレ」が発生して、それがそのまま残って
しまった跡です。写真の文字が転んでいるのも、ミス無く
作業を進めているがゆえに、ただ一点のブレが定着したもの
だと思います。

ブレが当たり前で、そんなことは気にならなかった時代は過ぎて、
世界一で人類初の均一さを求めて製造する事が当たり前の時代に
なったために、「ブレ」が人の介在を証明する時代とも言える
ようになった気がします。
それだけ機械の精度は上がって「使い物になる」機械が増えた、と
いうことだと思いますし、人の「ブレ」を撲滅するために機械が
発達した訳ですから、着実に進んでいる結果ですね。

一方、相変わらず人は色々な場所でブレを発生させながらも、
「均一に」「ミス無く」という意識を大切にものを作って
いたりもします。

文字が転んでいる事は、苦情につながるわけですが、
時代の変化と共に「嫌だ・ダメだ」という意味の苦情から、
「嫌だ・ダメだ・・・けれど頑張れ!」という意味合いの苦情に
変化するのではないかと感じました。
もちろん、故意か過失かを議論するレベルではなくて、一所懸命に
作業をした結果の「跡」に対する接し方が「応援」を含むのでは
ないか、という意味です。

写真の本は古本なので、もう製造はされていないと思いますが、
作られたものに「ブレ」が残っていることは「応援」する気持ちの
キッカケにもなりうるんだと感じさせられました。

本の製造現場に、愛着を持って
「文字、転んでるぞー! 頑張れ!」と言いたい気持ちです。


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