デザインオフィスについて

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posted 2014/5/24

バースデーカードのモチーフアイデア
posted 2014/5/24
■ 何千万円の価値の絵と意志。

先日、温泉観光地にある美術館に行ってきました。

公営の美術館や、都市部に存在する私営の美術館は、比較的
企画展が多く、展示替えやそれに伴う入場者への対応も慣れて
いるので、美術館としての質のブレがあまり無いように感じます。

一方、観光客の来場を目論んだ郊外にある美術館では、ブレが
大きく、企画展の内容(どれだけ予算が掛かっているか、という
視点ではなく)や、特に接客方法において差が開いているように
感じます。

入場者が多いから、美術館のスタッフも頑張れる。

スタッフが頑張っているから、入場者数が多い。

入場者数が少ないから、スタッフもやる気になれない。

スタッフのやる気が無いから、入場者数が少ない。

それぞれの美術館には、どれも当てはまる気がしますが、
どれも言い当てている感じは無く、気持ちにしっくりきません。

様々な美術館を比較して、細かな要素を振るい落とすと
最もブレを大きくしているのは「考え方・意志」だと思います。

冒頭の美術館では、写真にあるエスカレーターの上で、
意志を感じました。

私はエスカレーターで下り方向に乗り、館内巡回中の警備員が
反対側から上り方向に乗りました。
ちょうどお互いが左右に並んですれ違うちょっと前に、警備員が
掴んでいたベルトから手を離し「いらっしゃいませ。」と
おじぎをしてくれました。
たったそれだけなのですが、そこに美術館としての意志を感じました。

美術館のスタッフではなく、警備員だったこと。
受付よりも外のエリアで、私が入場料を払って入館するか
どうかも分からない場所だったこと。
廊下ではなく、エスカレーターのすれ違いだったこと。
静かさを保つという意味にとらえれば、声を出さず会釈だけでも
嫌な気分にはならなかったであろうこと。

「いらっしゃいませ」と声を掛けなくても問題ない理由は
複数ありました。私もおじぎをされなくても、まったく
気にならない状況でした。

それでも挨拶してくれて、「この美術館は、きっと良い体験を
させてくれる」と、その瞬間思えました。
来場者とどの様な関係を作るか、「意志がある美術館」こそ
人が集まる美術館だと思います。
人に紹介できる美術館がまた増えました。

箱根にある「ポーラ美術館」のお話でした。
今は、9月15日までモディリアーニにまつわる作品の展覧会中。

しかも、展示替え以外は年中無休。
もちろんトイレも清掃が行き届いていました。
こういうところだと思います。意志。

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